2024年2月19日追記:
最新バージョン “MG4” が販売されました。
詳細についてはこちらのブログをご覧ください。
コネクタ周辺機器⑤ ラベルプリンターについて
コネクタとは直接関係無さそうではありますが、ハーネスや制御盤の製作に関わる方なら知って得するラベルプリンターのご紹介です。
立体的なものに印刷
ラベルプリンターというと、写真のようにシート状のものを印刷するイメージと思います。
ところが、制御盤の周辺をみると、結構立体的なものがありますね。
たとえば、このプッシュイン端子台への配線をみると、実はいろんな問題があります。
まずは、端子台についているID番号です。日本の多くのお客様はこのIDをメーカーから購入されているのではないでしょうか?
また、マークチューブですが、これは皆さんチューブプリンターをお持ちだと思いますが、ちょっと待ってください。端子台の下側の配線はチューブが”ずり落ちて”しまいますね。
そうなんです、昔ながらのネジ端子台の場合は丸端子やY端子をつけていたので、端子の絶縁保護も含めてチューブに被せることで、チューブのズレを防ぐことができたのですが、プッシュイン端子台の場合はそうもいかないのです。
そこで、今回ご紹介するのが、ステージ式プリンターMG3です。
フラットベッドで印刷するので、立体的なものにも対応。かなりなスグレモノです。まずは”百聞は一見にしかず”ということで、動画をご確認ください。
制御盤周りでは最強
上記はこのプリンターで対応できるパーツのほんの一部です。
制御盤周りで必要な銘板やIDのほとんどをこの一台で対応ができます。
ちょっと変わった例をご紹介します。
マークチューブを印刷して配線してから、ID番号の間違いに気づいて
”ガーン!”となったことはありませんか?
安心してください。MG3なら色々とソリューションがあります。
タグを印刷 タグを入れ替え可能 ケーブルに後付け
透明なチューブを事前にケーブルにセットしておくことで、IDを入れ替えできるタイプと、爪でケーブルに引っ掛ける後付けタイプがあります。
コスト的には、マークチューブよりも高くなりますが、変更や改造の多い制御盤の場合は工数メリットが上回ることも多いようです。
やっぱり端子台IDはこうでないと
日本でも規格対応や制御盤の小型化の流れもあり、プッシュイン端子台が幅広く普及されてきました。
上述しました通り、プッシュイン端子台の場合は”リジットID”というタグを使う必要がありますが、立体形状のため通常のプリンタでは印刷ができません。
メーカーにオーダーすると、納期などの問題もあります。
MG3の場合は、主要端子台メーカーの端子台に対応したメディアを用意しています。しかもソフトウェアは日本語対応で、英数字だけでなく、日本語や画像にも対応しています(文字数が多い場合は自動的に圧縮してくれます)
さらに、スグレものなのが、各社の端子台にピッチが合わせてありますので、複数のIDをワンタッチでパチパチと取り付けることができますので、大幅な工数削減になります。
当然、端子台IDや銘板が消えてはこまりますよね!
MG3は高品質な熱転写方式を採用しており、EUの各種規格にクリアしたプロフェッショナル仕様なので、ドライバーでグリグリやっても大丈夫なぐらい安定した印字になります。
QRコードでメンテナンス情報を!
MG3の多彩なメディア対応と安定した印字品質を活用し、QRコードに情報を入れておくことで、メンテナンスでの活用が可能になります。
最新のECAD(ILMEではEPLANをオススメしています)では、現場での変更作業が発生したときに、該当箇所のQRコードを読み取ることで、設計データにインタラクティブに連携が可能になっています。まさにDX(デジタルトランスフォーメーション)ですね。
最近流行りのDIGITAL TWINも、設計データの3D化だけでなく現場との連携があってはじめて成り立つもののようです。
MG3プリンタの詳細については、営業にお問い合わせください。
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